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ごめん、帰り道からの記憶ない。私なんかやらかした?
グクにそう返事をし、水でも飲もうとキッチンへ向かう。
しばらくして、インターホンが鳴り、
それと同時にドアロックを解除する音が聞こえる。
ミンジは私の家の暗証番号が分かる。
そのまま入って来たらいいのに、律儀にいつもインターホンを鳴らしてから入ってくる。
〈お邪魔します〜！Aいる〜？〉
玄関から私がいるか確認する。これもいつものルーティンだ。
前に、付き合ってた人と寝ていた時に突然ミンジが入ってきたことがある。衣服もまばらに寝ていたため、
その時に、かなり気まずい思いをしたからだとか。
「いるよ。」
そう答えるや否や、リビングに通ずるドアが開く。
〈A！！私、ジミンさんとやっちゃった！〉
……でしょうね。
健全な20代男女がお泊まりして、何もなかっただなんてそんなのドラマの中だけですよ。
〈もうさ、今までで1番良かった！相性が良いっていうの？
もう、今後ジミンさん以外とそういうことできない気がする！〉
聞いてもいないのに、ペラペラと感想を述べるミンジ。
でも大事なのはそこじゃない。
「付き合ったの？」
〈……そういう話にはなってない。〉
「そっか。これからかもね。」
まあ大人だし、そういう関係だけになることも勿論ある。
私だって、男の人が信じれなくなってから、そんなのばっかだったし。
でも、目の前にいる親友を見ていると、
話ながら思い出して、照れた表情になったり、
いつになくキラキラした笑顔が見えたり。
ああ、恋してるんだなぁって誰が見ても分かる。
……ミンジには傷つくような恋愛はしてほしくないな。
ﾋﾟﾛﾝ
정국俺にキスしてくれたの、覚えてない??
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作者名：じう | 作成日時：2024年4月11日 11時
