19 ページ18
あんな目をしたグクを断れる訳もなく。
なんていうのはただの言い訳で、あのキスでスイッチが入ってしまったのは私も一緒。
離れたくなくて、二つ返事でOKすると、一度私の家に止めたはずの車は、5分もしないうちにその駐車場を後にする。
明日は店休日でお店は休みだ。
そんなの、私だってグクと一緒にいたいに決まっている。
グクの家の駐車場に着くと、グクは余裕のなさそうな右手で、
私の左手を引っ張りながら、ずんずんと部屋まで進んでいく。
部屋に入った瞬間に、奪われる唇。
まだ玄関で靴すら外していないのにそれは止みそうにない。
肩からかけていた鞄も、いつの間にかグクによって下ろされていて。
靴脱がなきゃ、なんて思っていると、突然浮く私の体。
グクに持ち上げられた私は、そのままシューズボックスの上に下ろされてキスは止むことがないまま、グクの手によって靴が一つずつ脱がされる。
またそのまま抱き上げられる。
依然キスの雨は降り続けられながら、リビングまで移動する。
ソファに雪崩れ込むかのように下ろされ、服を脱がされたところで我に返る。
「……グク、ちょっﾝﾝｯ、シャワー、ﾝ」
そう仕事帰りそのままなのだ。
一日中働いた汗は出来れば流したい。
やっとキスを止めたグクは、口を開く。
『……一緒に入る？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じう(プロフ) - pumpkinさん» 嬉しい感想ありがとうございます！これからも精進していきます！！ (4月17日 21時) (
レス) id: ef2e31f619 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - とってもストレートなハッピーエンドで楽しかったです！素敵な作品ありがとうございます〜 (4月17日 0時) (レス) @page23 id: 17591856b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じう | 作成日時：2024年4月13日 0時
