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ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ
小鳥のさえずりの音で目が覚める。
若干の腰のだるさで、昨日のいつになく激しく、それでいてかなり甘かったそれを思い出させる。
昨日意識を手放した後、グクが自分のTシャツを着けさせてくれたみたいで、自分からグクの匂いがすることに寝起きからニヤけが止まらない。
『……おはよ。何でTシャツ見てニヤけてんの。』
こんな時に限ってグクの方が起きるのが一足早かったようだ。
変なところを見られて恥ずかしすぎる。
バッチリ見られてしまっては、言い訳も何も出来ない。
とりあえず、無駄な足掻きだとは思うが、両手で顔を隠してみる。
その瞬間、左の鼻の横の方に何か硬いものが当たる。
「……………え？なんで？？」
私の左手の薬指でキラキラ輝くダイアモンド。
朝の陽射しに反射して、思わず目を細めてしまうほどだ。
気がつけば、勝手に流れ出ている涙。
隣で座りながら微笑むグクに飛び掛かるように抱き付けば、笑いながらもしっかりと受け止めてくれる頼もしい腕。
『ずっと考えてて、指輪だけは先に手に入れてた。』
本当はもっとちゃんとしたところで渡したかったんだけど…
なんてぶつぶつ言うグクの口を、私の唇で抑えて言う。
「ありがとう。私の王子様。」
終わり
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じう(プロフ) - pumpkinさん» 嬉しい感想ありがとうございます！これからも精進していきます！！ (4月17日 21時) (
レス) id: ef2e31f619 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - とってもストレートなハッピーエンドで楽しかったです！素敵な作品ありがとうございます〜 (4月17日 0時) (レス) @page23 id: 17591856b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じう | 作成日時：2024年4月13日 0時
