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〈You side〉
…………勘違いも甚だしいとは良く言ったもので。
この言葉以上の、"盛大な勘違い"を意味する言い回しがあれば、今すぐ私に教えていただきたい。
私って本当にとことん馬鹿。
言われてみれば、しっかり目で確認する前に走り出していた。
本人にちゃんと確認もせず、
勝手に勘違いして、勝手にグクを悪者に仕立て上げて、
勝手に落ち込んで、勝手に泣いて、勝手に忘れようとして。
グクもやっぱり、男の人だ、なんて
今までの自分の色眼鏡で判断して。
信じるって決めたくせに、疑心暗鬼になって。
…‥連絡先まで消して、まじで最低じゃん。
それなのに、グクは
私を全く責める様子もなく、
誤解が解けたなら良かったけど、なんて言って笑っている。
『ね、隣行っていい？』
優しく笑いながら、グクが私の隣にくる。
『キスしたこと、喜んでたってミンジちゃんから聞いた。』
『今回、こうなったのも俺のことが好きすぎるから？』
右手で私の手を取ってさすりながら、
『俺がそんなことするような男に見えてたのはちょっと心外だったけど。』
反対の手で、頭を小突くフリをした。
「……ごめんねグク。私、グクのことっ、」
……好き。
言いかけた私の気持ちは、
グクの唇によって塞がれた。
離すのが惜しいとでも言うように、ゆっくりと離れた唇。
伏し目がちに、私を見つめるグク。
『A、好きだよ。』
どちらからともなく目を閉じて、一度は離れた唇がまた重なる。
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じう(プロフ) - pumpkinさん» 嬉しい感想ありがとうございます！これからも精進していきます！！ (4月17日 21時) (
レス) id: ef2e31f619 (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin(プロフ) - とってもストレートなハッピーエンドで楽しかったです！素敵な作品ありがとうございます〜 (4月17日 0時) (レス) @page23 id: 17591856b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じう | 作成日時：2024年4月13日 0時
