隣にいたのは (ページ5)

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〈A〜！おはよ〜！！〉

朝に見ると眩しく感じるくらいの笑顔で
こちらに手を振っているテヒョン。慣れた手つきで助手席に乗り込む私。

「おはようテヒョンア！今日お休みだっけ？」

今日は週の始まり、月曜日だ。
テヒョンのお店は、水曜日が店休日だったはず。

〈そう〜今日はなんかオーナーが休んでいいって！〉

テヒョンが働いているところにはパティシエが3人ほどいる。
だからかこういう風に、繁忙期以外の時は急遽明日休んでいいよって前日に言われることがあるのだそう。

「そうなんだ！お迎えありがとう。会社までよろしくお願いします。」

「任せて〜このオッパがしっかり送り届けてあげます〜」

なんて言って、ニヒヒと口を四角くして笑ってる。

……同い年のくせに。なんていう言葉は、飲み込んで、

「テヒョンイオッパよろしくお願いします〜」

とふざければ、最初に自分が言い出したのに、
ちょっと照れた顔をして手を繋いでくるところ。

テヒョンのそういうところが好きだ。