episode.20 ページ20
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「スノヤ〜〜〜！！！！」
「スノさん笑顔かわいい！！！」
突然の大声と共に、ホソクさん達と居たセジンさんが駆け寄ってきて私に抱き付き、テヒョンさんはジミンさんとジンさんの間から身を乗り出して満面の笑みで何度も
状況の把握が出来なくてジンさんに目を向ければ、自分の指で口角を上げて「めっちゃ良い笑顔出来るじゃん」と微笑まれる。
そうか、私今自然に笑ってたんだ。
今までだって自分なりに笑ってたつもりだけど、無理してた感覚はあるかもしれない。
でも今は、ジョングクさんと話してたのが楽しくて。
そっか、私ちゃんと笑顔出来たんだ。
「スノさん可愛い！あ〜〜やっと見れた、ちゃんと笑えるじゃんもっかい笑って！」
『あ〜…と、へへ、こうですか？』
「うわ、ちがう、それまた前と一緒」
『いひゃ…っ、いひゃいです、テヒョンさ…っ』
さっきの笑顔見せて〜〜、と頬を軽く引っ張られる。
そんな彼は"うわ！辞めろテヒョンア！"とまたジミンさんに怒られ頬から手が離れる。
「スノ〜、久しぶりに見たよお前の笑顔」
『あはっ、セジンさん、泣いてるんですか？』
「嬉しいからなあ〜〜」
笑顔ひとつでこんな喜んでくれるセジンさん。
本当に心配かけてたんだなあ、と思い知らされる。
「…(笑) や〜、ジョングガァ〜、生きてるか？(笑)」
「口空いてるぞ〜(笑)」
「………え、あはい」
「ヒャッヒャッ、スノの笑顔にウリマンネもゾッコンか〜〜！」
「は…！ゾッコンとかそう言うんじゃないですよ！」
バシバシと迎えにいるジンさんを年上とは思えない強さで叩くジョングクさん。
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作者名：MOA | 作成日時：2024年3月5日 16時
