episode.21 ページ21
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【 JN side 】
そんなマンネ二人の仲睦まじい姿がその後沢山見れると思いきや、それからスタジオにスノがバッタリと来なくなってかれこれ、
「もう二ヶ月か」
「ん？」
あんなに頻繁に来ていたスノが来なくなって、と続けたユンギに考えを見透かされたのかと思った。
「ほぼ毎日のように来ていたのにね〜」
興味無さそうにしているユンギでさえ、こう口にして気にするくらいだから、ここ数ヶ月隅っこで勉強していたかと思えば、こちらに熱視線を送りダンスを見ていた彼女は思った以上に僕らの興味の対象だったみたいだ。
ウリマンネに関してはあれ以来、
__ガチャッ
「！！！」
「うわっ！！！びっくりした！！！ジョングギそんな所で何してんの？」
「あーー、いや…」
「ヤーー！！誰かこいつどうにかして！重症だよ！！」
ドアが開く音ひとつで反応を示して、なんならドア近くに居るもんだから、今だって突然突然立ち上がりドアを開けたテヒョンを驚かせている。
その理由は至って明確。
グギとスノが笑い合ったあの日以来スノがスタジオに来なくなったからだ。
原因は分からない。
唯一知っているであろうセジニヒョンだって、僕らも会っていなくて理由を聞けずじまい。
多忙なのか、別のマネヒョンが僕らのスケジュール管理をしているくらいだ。
そんな大忙しのヒョンに気になっていてもわざわざ「スノは来ないんですか？」なんて聞く人はいなかった。
「そんなにスノさんのこと気になるのか！グガーー！」
「別にそんなんじゃないですよ！」
「あー
マンネの興味がスノに向いているのが気に食わないのか、ジョングギの背中に覆いかぶさりながら不貞腐れたように呟くテヒョンは、オモチャを取られた子供のようで二人の仲の良さに微笑ましくなる。
「ん？スノの事が気になるのかジョングギ」
「マネヒョンまで！だから違いますって！テヒョンイヒョンが勝手に言ってるだけです！」
「ウソだ〜〜、アイツなんであれから来なくなったんだろ、ってこの前言ってたじゃん〜」
「ちょっ！ジミニヒョン口軽！！！」
「あの子なら＿＿＿、」
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作者名：MOA | 作成日時：2024年3月5日 16時
